N-Style

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INTERVIEW_03

街の景観にもなっているN-style、
景観を創る仕事だからこそここを選んだ。

商業施設やオフィスビルに緑地を設け、街の緑化を推進すると同時に、そこに集う人々の心を和ませる。そんなお仕事をされているプラスツリー様にお話しを伺いました。

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米田 N-style
事務所兼倉庫/造園工事業、緑化、植栽計画、
グリーンメンテナンス

株式会社プラスツリー
代表取締役 西奥 浩一さま

Q1.お仕事について
教えてください

憩いの時間を日差しから守り、目も楽しませてくれる緑地スポットが、駅や物流センター、オフィスビルなどにあると思います。私たちの仕事は、こうした緑地スポットを造ること。どんな木を植えたらその場所になじむのか、皆さんの安らぎに繋がるのかを考えて植栽計画を立て、緑を植えています。
木には命がありますから、放っておくと、四方八方にどんどんやんちゃに枝葉を伸ばします。自然のままの姿は素敵ですが、たくさんの人の目にふれる場所にいるんですから、お洒落をさせてあげたい。ですので、施設の方とお話しして、定期メンテナンスもさせていただいています。私自身の仕事は、現場を見てくれる従業員たちが動きやすいように道具を整え、計画を練ること。脚立やハンドシャベルといった基本的な道具は大小そろえていますが、現場によっては高所作業車等のリースが必要になるので、その手配などです。事務所でパソコンに向かっている時間が多いですね。

Q2.空間的な使い勝手は
いかがでしょうか?

米田N-styleは、天井の高さが違う空間が2つあります。天井が高いほうには高所作業車でさえ、すっぽり入ってしまいます。以前は屋内に入れることができなくて、ライトをたくさんつけて外に駐車していたんです。そうしたら、バッテリーを盗られてしまって。今はそんな心配とは無縁になりました。
現場では、ほかにもさまざまな道具を使います。大きめの道具類は天井が高いほうの倉庫に。壁に引っかけるところを作って、ひと目でどこに何があるか分かるように、手に取りやすいように収納しています。天井が低いほうには棚を入れて、小さめの道具をしまっています。低いといっても軽トラックが完全に駐車でき、なおかつ車の前後に荷物が置けますから、一般的には間違いなく広いと言っていい空間です。

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掃除がしやすく清潔に保てることも魅力ですね。美しく使えるので、美しく使う。お隣も、そのお隣もテナント様のみなさんが美しく使うので、それが美しいたたずまい、いわゆる街の景観を生み出しているのだと感じます。みんながそういう意識で入室しているから気持ちがいいですよね。
職業柄、長尺の道具を在庫しておく必要もありますが、これを収納するとなると、選択肢がスレートの四角い箱に限定されがちです。空間だけどーんとあって、お手洗いも古くて、事務所は作業場所の埃が入って砂まみれ。そういう事務所兼倉庫では、いい仕事はできないと思っています。
N-styleの事務所は元々独立した設計で、高窓までついていて明るいんです。シンプルなスケルトン構造が気に入っています。独立した造りと言っても、分断されてるわけじゃない。2階と1階をゆるやかにつないでいる窓から倉庫を見下ろして、「おー、お疲れさん!」とか、道具を収納する場所を間違えていたら、「違うで、そこやそこ!」というかんじでコミュニケーションを取っています。土を使う仕事だからという以上に、景観を創る仕事だから、とにかくきれいに整理しておきたい。そういうところから働き方の意識って変わってくるんじゃないでしょうか。

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Q3.米田N-Styleを選ばれた
理由を教えてください

駐車場の広さ、道具を置ける、事務所スペースがある。この条件で物件を探していました。米田N-styleの駐車場はつめて停めたら6台は入る。トラックは倉庫に入れられますから、6台とトラック2台ですね。その倉庫は上下左右に広いから、長尺の道具でもきれいに置くことができています。
それに、お客さんが近くまで来られることがあったら、「ちょっと寄りませんか」って誘えるんです。こんなにきれいな環境で仕事をしている、というところを見ていただくのも大切だと思っています。近くまで来てもらえたら特徴的な外観ですし、連棟でも1棟ごとに緑、赤、青で2階の窓部分を色分けしていますから「その信号から見てもらって、緑のところです」って案内しやすい。実際、配送屋さんにはそう言うと、わかりました!って言ってもらえてます(笑)。しっかりした建物で、しかも使い方のレイアウトを自分で考えられるのがいいですね。なんにでも変えられるんです。道具の収納方法など、一度使い勝手を試していまいちなら修正して、というように作りこんでいける。
私たちの現場にはたくさんの人がいて、仕事を見てくださっています。舞台やね。そこでいい仕事をするのに、清潔さからくる緊張感を持てることは、重要だと思います。