N-Style

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INTERVIEW_02

薬局らしくないお洒落な空間で
調剤と薬歴管理を厳格に行える動線。

大阪市平野区の奥田N-styleで調剤薬局を営むたけは薬局様にお話しを伺いました。調剤薬局といえば病院との関係上、立地を最優先条件とすることが多いのですが、たけは薬局様からは立地を超えるN-styleの魅力をお聞きすることができました。

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奥田 N-style
店舗兼倉庫/調剤薬局

たけは薬局
代表取締役/管理薬剤師 笠井 時子さま

Q1.お仕事について
教えてください

私たちの薬局のななめ向かいにある耳鼻咽喉科の先生からの処方箋を中心に、お薬をお出ししています。以前は、私も薬剤師の中村も、平野区の別の薬局で勤めていました。ある時オーナー様から事業を引き継がないかというお話しをいただいて、やってみようと。しばらくは元の場所で営業していたのですが、院内処方をやっておられた先生が処方箋を出すらしいと耳にして。もしよろしければご協力したいとお話ししたところ、ご快諾いただけたわけです。そこから大急ぎで物件探しをすることになりました。
あちらこちらと探しましたけど、気にいる物件がない。そんな時、まさに今お店を構えているこの場所で、長吉建設さんの看板を見つけたんです。まだ竣工前でしたけど、すぐにお電話しました。これもご縁なのでしょうか。入所希望をお伝えしたら、いいですよって。本当にいいタイミングだったようで、トントン拍子に話が進みましたね。

Q2.空間的な使い勝手は
いかがでしょうか?

工事が始まる前というタイミングでしたから、いろいろ希望を反映してもらえたんです。基本設計のままだと薬局の入り口が耳鼻咽喉科にそっぽを向く形になってしまうので、それは困ります。近隣の病院から店の入口が見えて、患者さんが車を停めやすく、しかも通りぬけやすい駐車場、それが理想の動線でした。
だからまず、本来なら壁になる面を抜いてくれないかと相談しました。「そんなお願いは難しいかな?」と思ったのですが、予想に反して「退去時は元通りにしてもらわないといけませんけど、いいですよ」って言ってもらえて。逆に、本来シャッターにする側は調剤室にしたいから壁にしてもらって。こんな調子でいろいろな希望を叶えていただきました。
長吉建設さんからも、嬉しい提案をいただきました。例えば、「用途が店舗なので、天井を高いままにすると空調が効きにくくなります。天井は下げておきましょう」って。患者さんの過ごしやすさや光熱費を考えるとありがたい提案でした。
そんなこんなで、だいぶアレンジしてもらいました。前の薬局の設備で、「こうだったらいいのに」と思っていたことは全部実現できています。スピーカーの位置やトイレの目隠しになる袖壁など、細部まで理想の構造にでき大満足です。
調剤薬局は手早く正確な調剤と、厳格な薬歴管理を行う場所です。だから、調剤室には薬品以外のものを入れられない。そのほかの備品や3年間の保存を義務づけられている処方箋などは、別の場所にしまわないといけないんです。こうしたものも、1階2階合わせて30坪の面積と、階段下やカウンター裏などに造ってもらったスペースのおかげで余裕を持って収納できています。
患者さんには清々しい気持ちで帰っていただきたいから、お店はいつも清潔にしています。トイレなんか、「いいにおいがする」って評判になって、学校帰りの子どもたちが借りに来るんですよ(笑)。

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Q3.奥田N-styleを選ばれた
理由を教えてください

ご縁に導かれた面もあります。地主さんにご挨拶に伺うと、前の薬局の患者さんだったのもご縁です。地主さん、病院の先生、長吉建設さん、素敵なご縁の循環で、ここにやって来たようなものです。
前の薬局では、いろいろな苦労がありました。水が出ない、下水のにおいが上がってくる、アスファルトに穴が開いてくる。問題が起こる度、こちらから管理会社に対応依頼をかけるのが大変だったんです。そういった維持管理の面でも長吉建設さんは、私たちの先回りをして対応してくれるので、本当に楽ちんです(笑)。
最初の電話対応から、常にこちらの立場で考えてくれるので安心してお任せできる点が選んだ理由だとも言えます。患者さんや友人に、「お洒落すぎて薬局に見えない」と言われる度に、最高の誉め言葉だと誇らしい気持ちになります。