N-Style

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INTERVIEW_01

いつも新しい創造を実現するための空間。
直感に間違いはなかった。

ディスプレイ業界最大手の企業から独立、大阪府松原市で大型プリンターを駆使した特殊印刷業を営むアド・フレックス様に村井N-styleについてお話しを伺いました。

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村井N-style
事務所・作業場 兼 倉庫/特殊印刷業

アド・フレックス代表
中林 孝夫さま

Q1.お仕事について
教えてください

昭和45年(1970年)に大阪で開催された日本万国博覧会や大手百貨店のショーウィンドウ装飾を手がける企業で38年間勤めた後に独立し、はや23年です(笑)。大型のインクジェットプリンターで、斬新なディスプレイを創るお手伝いをしています。
当社の取り組みを説明することは、大型プリントの歴史をふり返ることにもなります。大阪万博では、私が属していた企業が太陽の塔内部を始めほとんどのパビリオンに関わりました。私はアメリカ館のグラフィック主担当という役割をいただき、アメリカのデザイナーと意見を戦わせ嬉しいことや悔しいこと、たくさんありました。今思い出しても震えがくる、あれほどの達成感を味わえる仕事を任せていただいたことは、よい経験となって今に活かせています。
当時は手描きでの看板制作が主流だったのですが、そんな中ある繊維会社が大型インクジェットプリンターで画期的なプリントを行っていたんです。そこからヒントを得て看板への画像挿入も含めて全工程をインクジェットで実現できないかと思ったのが独立のきっかけです。独立とは言っても元いた企業の協力会社としてですよ。
38年間勤めた企業を退職し、退職金を投入してプリンター・ソフトを探究、設備投資をして24年目、ようやくインクジェット加工で各種案内サイン、イベント装飾を完結できるようになりました。自分では“看板の歴史を変えたのでは”と自負しています。

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Q2.空間的な使い勝手は
いかがでしょうか?

物件を探していたところ、たまたま長居にあるN-styleを見かけました。惹かれるものがあって長吉建設さんに連絡すると計画段階だった村井N-styleを薦めていただきました。N-styleの使い勝手を確認したくて既存のN-styleのたたずまいや他社さんの引っ越し風景を見学していた時「倉庫と駐車場のシンプルな構成は、見たままの使い方では勿体ない。スタッフと力を合わせて作業するオンのスペースと体を休めるオフの環境、2つの価値を空間の中に創造できる」と直感しました。
あとは直感を形にするだけです。オンのツールは1階に集約させたかったので、5~6台あったプリンターを減らすことから始めました。大きな転機をつくってくれた黎明期の大型インクジェットプリンターは手放せませんでしたけど(笑)。
外観を眺めていた時には採光についてのアイデアが閃き、すぐさまシャッターではなくガラス張りの折りたたみ扉形式にしてもらえないかと長吉建設さんに相談しました。着工前だったのでご快諾いただき、おかげさまでオンでありながらもスタッフ全員が快適に作業できる明るいスペースを実現できています。このガラス扉はフルオープン可能で、いざとなれば開け放ち駐車場に荷物を出して作業することもできるんです。
スタッフたちも、いろいろなアイデアを出してくれました。この24坪のスペースが働きやすいものになるよう、みんなで工夫を盛り込もうという目標のもと、色々と意見を交わしました。みんなの個性が見られる楽しい時間でしたね。工夫するほど応えてくれる建物ですからN-styleの使い勝手は最高です。

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Q3.村井N-styleを選ばれた
理由を教えてください

駐車スペースの広さは魅力ですね。これだけ広いと車を停める以外の使い方もできます。ガラス扉にしたこと、中の荷物を外に出すことともにこの広さから着想しました。
採光と天井の高さに特徴がある建物なので、ガラス扉にすると開放感が増してスタッフにすこぶる好評です。2階は思い切って休憩室にしました。建物全体の面積を考えると分不相応な、ぜいたくなことです。でも、それがいい。そのゆとりが人をリラックスさせてくれる。メリハリが効いた貴重な労働環境にできたと思っています。
外観や内装がお洒落ですっきりしているから、こまごまとしたことを決めるのも楽しかった。1階ガラス扉のサッシは黒にしたら外壁に合うとか。カーテンはどうしよう?適当に済ませるところかもしれないけれど、せっかくだからより良い雰囲気づくりの役者になるようなカーテンをつけたいな…とか。
空間づくりにおいて相談相手がいてくれたのも心強いことでした。問い合わせた時、長吉建設さんは私たちの仕事内容を聞いて計画中の物件の中から村井N-styleを薦めてくれました。そこから始まって「こんなふうにしたい」と相談すると、すぐに案を出してくれる。着工前で設計変更はできましたが、もし退去する時は原状回復をするお約束です。それにも配慮して躯体影響を最小限に抑え回復しやすい方法を考えてくれました。協力的な長吉建設さんに相談するとN-styleはもっともっと面白い価値ある空間になっていくと思います。